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歩行分析
【大阪初導入】歩行分析計「Dr Walkie Plus」で、ご自身の歩き方を見つめ直しませんか
当院は皆様の健康づくりをサポートするための新しい取り組みとして、歩行分析計「Dr Walkie Plus」という新しい医療機器を導入いたしました。
歩行分析計「Dr Walkie Plus」とは
歩行分析計「Dr Walkie Plus」は、大阪大学医学部整形外科の医師により開発された、皆様の「歩き方」を詳しく調べるためのAI(人工知能)を用いた専用機器です。検査はとても簡単で、普段着のまま院内のカメラ前を数メートル歩くだけです。
この短距離歩行から、
- 歩行困難を訴える患者様の病状分析
- リハビリテーション実施時の身体評価
- ロコモティブシンドローム類似性の確認
- トレーニング効果の確認、パフォーマンス向上への活用
が可能となります。
歩行動画より歩行速度、ステップ長、歩行時膝関節可動域などを計測します。またロコモティブシンドロームの歩容類似性を判定し、移動能力低下リスクを提示します。これらのデータは、現在の体の状態を把握し、今後の健康維持や改善を考える上で、私たち医師にとっても、そして患者様ご自身にとっても、貴重な情報となります。こうした進んだ技術背景を持つ機器の分析結果を、日々の診療に役立てていきたいと考えています。
なぜ「歩行の分析」が大切なのか
「歩き方」には、その方の健康状態が反映されることが少なくありません。
例えば、歩行能力は健康寿命とも深く関わっていますし、気づかないうちに進んでいる体の変化のサインが、歩き方に現れることもあります。整形外科的な観点からはもちろん、リハビリテーションを進めていく上で、歩行状態を客観的に把握することは非常に重要です。
「Dr Walkie Plus」で得られたデータに基づいて、私たち医師がより的確なアドバイスをしたり、患者様ご自身が具体的な目標を持って健康増進に取り組んだりするきっかけになればと考えています。
当院の取り組みと院長の思い
この度、この歩行分析計「Dr Walkie Plus」を、当院が大阪で最初に導入する施設となりました。
そして、この機器の開発にあたり、私もアドバイザーとして微力ながら関わらせていただきました。日々の診療で患者様と接する中で感じてきた「もっとこういう情報があれば、より的確なサポートができるのに」という思いを開発の方々にお伝えし、臨床現場の視点を少しでも反映できればと努めてまいりました。
患者様のために、より良い医療、より分かりやすい情報提供を目指したいという私の長年の願いを、この機器が少しでも形にしてくれることを期待しています。
最後に
ご自身の「歩き方」について、一度詳しく知ってみませんか。「Dr Walkie Plus」による歩行分析にご興味をお持ちになられましたら、当院までどうぞお気軽にご相談ください。
この機器を通して、皆様の健康で活動的な生活をサポートできるように、これからも務めてまいります。
歩行分析計「Dr Walkie Plus」、株式会社ayumoに関する情報はこちらでご覧いただけます。
令和7年5月14日
院長 葉山 悦伸